教育委員会

2024年度委員会報告

開催回数
8回
委員長
奥田厚子
委員
齊藤ひとみ、村上和世、皆藤ちひろ、佐藤由佳子、高橋明子、吉岡尚美、米重順子、水野織絵、小原 歩

事業計画どおりの実施

  1. 研修計画の企画・実施・評価
    2024年度は26の研修(32回、37日)を実施し、新たな6つの研修企画を含めて無事に終了することができた。また、2025年度の研修は、日本看護協会の基本方針・研修分類に合わせて企画し、対象レベルを明記した。
    1)実施した研修
    <Ⅰ地域社会のニーズに応じた看護職の役割発揮を支援する研修>
    • 臨床の課題解決を目的とした研修 4企画(4回、4日)
    <Ⅱ教育に関する能力育成を支援する研修>
    • 自己教育・研究能力育成のための研修 5企画(5回、7日)
    • 施設内教育担当者育成・支援のための研修 1企画(2回、3日)
    <Ⅲラダーと連動した継続教育>
    • 看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)に対応する研修 企画11(12回、12日)
    <Ⅳチーム医療・ケア及び多職種連携の推進に関する研修>
    • チーム医療・ケア及び多職種連携の推進に関する研修 3企画(6回、8日)
    <Ⅰ地域社会のニーズに応じた看護職の役割発揮を支援する研修>
    • チーム医療・ケア及び多職種連携の推進に関する研修 3企画(6回、8日)
    <Ⅴ看護管理者とこれから看護管理を担う人々への看護管理能力向上を支援する研修>
    • 看護管理能力向上を意図した研修 2企画(3回、3日)
    2)評価
    2024年度研修企画は教育や医療安全など積極的な対話や情報交換が必要な研修を中心に会場研修として開催した。受講者の反応も好評であったが、北海道の広大な土地柄からライブ配信研修のニーズも多い。次年度も効果的な研修形態を考慮した研修企画になるように検討を継続する。

諮問事項

  1. 生涯学習ガイドラインを踏まえた教育理念・方針・研修分類を検討する。
    今年度は教育理念や方針・研修分類を検討し、2023年に日本看護協会で策定された「看護職の生涯学習ガイドライン」の内容を加え、新たな教育理念や方針を決定した。また、日本看護協会の基本方針や分類に合わせて、看護実践能力の4つの能力と対象者に合わせた看護実践能力習熟段階レベルの定義を活用し、研修企画を分類、整理をした。次年度は整理した研修企画の評価や修正を行う。
  2. 新たな研修分類に沿ってあらゆる分野で活動する看護職のニーズに合わせた研修を企画する。
    自組織の中で行うのが難しいという視点で研修企画を検討した。次年度に向けて看護実践能力の高い看護職や看護管理者を対象とした「私ができる後輩育成〜スタッフナースとしてできること〜」「看護管理者に求められるメンタルヘルスケア」「小児在宅療養支援の基本のキ」の3つの研修を企画し、あらゆる分野で活躍する看護職への教育支援を行うこととした。
    また、2025年度は2024年度の研修会アンケートで受講者から研修ニーズを聴取しているため、その内容を元に研修企画や評価を行う。

2024年度委員会計画

  1. 研修計画の企画・実施
    (1) 地域社会のニーズに応じた看護職の役割発揮を支援する研修
    臨床の課題解決を目的とした研修     4企画(4回・4日)
    (2) 教育に関する能力育成を支援する研修
    ①自己教育・研究能力育成のための研修   5企画(5回・7日)
    ②施設内教育担当者育成・支援のための研修 1企画(2回・4日)
    (3) ラダーと連動した継続教育
    看護師のラダーに対応する研修  11企画(12回・12日)
    (4) チーム医療・ケア及び多職種連携の推進に関する研修 3企画(6回・7日)
    (5) 看護管理者とこれから看護管理を担う人々への看護管理能力向上を支援する研修
    看護管理能力向上を意図した研修 2企画(3回・3日)
  2. 新たな研修企画の実施  6企画
    (1)看護実践能力控除のための効果的な教育~リフレクションスキルを磨こう~
    (2)排尿機能障害患者のケアを学ぼう
    (3)実践を生かす摂食嚥下障害の看護~高齢者の「食」を考える
    (4)慢性腎臓病の病態とケア
    (5)小児のフィジカルアセスメントとケアを学ぼう-乳児期から学童期まで-
    (6)フレイル予防の基本を学ぶ
  3. 研修受講者からの研修ニーズ把握
  4. 受講者の研修ニーズを知るため、研修後のアンケート項目を変更する。