助産師職能委員会

2024年度委員会報告

開催回数
12回
委員長
岩上知映
委員
小牟田沙世、中島由香里、川名愛深、渡邊周子、長橋由香里、石倉かおり、林佳子、春木綾子

事業計画どおりの実施

  1. 委員会の開催
    対面での委員会が開催でき、計画に沿った事業推進と母子支援についての情報交換を行い、地域との連携やケアの参考にした。
  2. 助産師職能集会
    月 日:
    2024年8月3日(土)
    会 場:
    札幌市(北海道看護協会・集合開催)
    テーマ:
    「産科混合病におけるユニットマネジメントと助産師の役割発揮について」
    実践報告:
    「北海道の分娩取り扱い施設におけるユニットマネジメントの現状」
    (1) NTT東日本札幌病院 看護師長 小林 優紀子
    (2) 社会医療法人製鉄記念室蘭病院 看護課長  大渕 香織
    参加者:
    34名
  3. 支部職能委員長会議の開催
    月 日:
    2024年7月12日(金)
    会 場:
    札幌市(北海道看護協会・集合開催)
    内 容:
    1)午前の部
    (1) 講演「健康格差の縮小に向けて~地域の特性から見た支援、多職種とつながるということ」 
    講師
    株式会社町コム代表取締役
    訪問看護リハビリテーションセンター「ななかまど中央」
    管理者 小六 真千子
    (2) 実践報告「病院と施設をつなぐ、各機能の取り組みをつなぐ
    ~母子支援の取り組みを通してみえること~」
    「母子における行政保健師の役割と課題」
    札幌市豊平区保健福祉部健康・子ども課家庭児童相談担当係長 大久保 仁美
    「病院と地域をつなぐ養育支援体制の取り組み~小児科看護師として子育ての困難さに寄り添う~」
    医療法人渓仁会手稲渓仁会病院小児科・救急・形成病棟主任 飯島 貴美子
    「病院と地域をつなぐハイリスク母子支援の体制」
    市立札幌病院9階東病棟副看護師長 遠藤 伸子
    (3) 講評 京都大学大学院医学研究科
     社会健康医学系専攻国際保健学講座 教授 近藤 尚己
     「健康格差に向き合うまちづくり」
    2)午後の部
    各職能委員長による報告会・意見交換会
    (1) 助産師職能委員会活動報告、事業計画報告
    (2) 意見交換会
    テーマ:連携・地域・施設・職能など様々な連携について考える
  4. 「いいお産の日」のイベントを開催
    月 日:
    2024年11月4日(月・振替休日)10:00~14:00
    会 場:
    アリオ札幌イベントホール
    参加者:
    160名(延べ)
    昨年からさらに1時間延長しての開催し、助産師の活動の放映とパネル展、母子のための災害発生時の持ち出しグッズとパネルを展示した。体験コーナーを含め満足度は高く、北海道看護協会ニュース156号へ開催報告を掲載した。
  5. アドバンス助産師交流会の開催
    月 日:
    2024年11月30日(土)
    会 場:
    札幌市(北海道看護協会・WEB開催)
    テーマ:
    助産師教育とアドバンス助産師育成
    ~助産師の専門性を高め、多様な働き方を模索する~
    講 師:
    札幌医科大学保健医療学部看護学科助産母性看護学領域
    教授 正岡 経子(日本看護協会助産師職能委員)
    実践報告:
    旭川医科大学病院周産母子センター産科 副看護師長 相原 広美
    市立札幌病院総合周産期母子医療センター産科 看護師長 奥山 亜希
    グループワーク:
    「助産師のキャリア形成とアドバンス助産師の活用について」
    参加者:
    20名
  6. 全国職能委員長会等(日本看護協会)への出席
    1)全国職能交流集会
    (2024年 6月7日開催:東京)
    2)第1回全国職能委員長会
    (2024年 8月2日開催:東京)
    3)地区別職能委員長会
    (2024年 10月4日開催:仙台)
    4)第2回全国職能委員長会
    (2025年 3月7日開催:東京)

「母子のための地域包括ケアシステム」の推進

「助産師外来、院内助産の推進」「ユニットマネジメント」「産後ケア」「地域連携」の4つの機能について、少子化が進み分娩施設の減少や助産師の地域偏在などで行えていない地域もあり、アドバンス助産師を育成・活用により引き続き推進に取り組む。
助産師として求められる、全世代の女性への健康支援を目標に、今後ウィメンズヘルスケアへの取り組みに向かえるように各支部や施設の状況を確認し推進を継続する。

全世代型地域包括ケアシステム構築の推進に向け、三職能協働事業を企画する

支部職能委員長会議では母子の事例をもとに講義と実践報告を行った。
「妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない助産師による支援」だけではなく、さらに「女性の生涯を通じて切れ目のない支援を行う助産師の活動」として、助産師の役割拡大のニーズに応えるべく、各職能と連携して取り組んでいく必要がある。

2024年度委員会計画

  1. 母子のための地域包括ケアシステム推進に向けた実践への支援
    (1) 助産師職能集会の開催
    8月3日 札幌市(集合開催)
    講演「産科混合病棟におけるユニットマネジメントと助産師の役割発揮について」
    2名の実践報告、その後、グループワークと意見交換を予定
    (2) 院内助産、助産師外来開設増加、産後ケアの開設などの現状と課題について、各支部のネットワークづくりで現状の共有と支援を行う。
  2. 「助産師実践能力習熟段階(クリニカルラダー)CLoCMiPレベルⅢ認証制度」更新に向けて交流会を開催する。
  3. 各職能との連携を通して住民の健康生活支援の取組の検討を継続
    (1) 支部職能委員長会議の開催 7月12日
    看護の動向を聴講、講演「健康格差の縮小に向けて~地域の特性から見た支援 多職種とつながるということ~」、各職能からの実践報告を予定。
    その後、各支部と委員活動の共有の場を設けている。
    (2) ウイメンズヘルスケア能力の向上に向けた産科管理者研修の参画
  4. 「いいお産の日」のイベント開催により母子や家族、学生に向けた助産師の活動を紹介、全世代の女性の健康生活支援に向け助産師の活動を発信する。
  5. 全国職能委員長会、地区別職能委員長会、日本看護協会や北海道看護協会の会議、研修等へ参加し、委員会活動へ繋げる。