北海道看護協会は、看護学生に対して「看護学生のたばこ対策」講習会を行っています。
支部の働き続けられる職場づくり推進委員が講師となり、各年約10校の看護学校で講義を行い、青年期にある看護学生に、喫煙による健康被害と禁煙対策の重要性について周知しています。受動喫煙は、健康に悪い影響を与えますので、北海道看護協会も積極的に取り組んでいます。
2018年7月に健康増進法の一部を改正する法律が成立し、2020年4月1日より全面施行されました。望まない受動喫煙を防止するための取り組みは、マナーからルールへと変わりました。
https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/ 出典:厚生労働省

けむいモン×ご当地キャラクターコラボポスター
北海道看護協会札幌第1支部 働き続けられる職場づくり推進委員
社会医療法人医仁会 中村記念病院 沖田 美郁
働き続けられる職場づくり推進委員会では、「看護学生のたばこ対策」についての講習会を例年実施しています。
講習会では、例年と同様に「たばこの歴史」から始まり、「喫煙による健康被害」「受動喫煙による健康被害」「禁煙が自分と周りの人の健康を守ることについて」を伝えました。この講習会を通して看護学生の皆さんに意識して頂きたかったことは、若年で吸い始める割合が高い事から、若い世代の人達にたばこの害について知識を持ってもらうことです。そして、身体に害を及ぼすたばこの健康教育や禁煙支援、禁煙治療の推奨などを担うことが医療者を目指す者の役割であると考えるからです。また、喫煙者へはたばこ価格の高騰は禁煙の動機づけにつながり、禁煙の実行により自身の有意義なライフスタイルにつながると考えます。
学生に限らず、看護職のたばこのゼロ(0)社会に意識を高めこれからも禁煙活動を続けていくことの必要性を私自身も振り返ることができました。