看護を取り巻く社会環境は、慢性疾患の増加、少子高齢化の進行、在宅医療の推進、予防の重視など刻々と変化し、看護を提供する場や役割も拡大、多様化している。このような社会背景に対応するべく保健・医療・福祉の構造改革が進む中、日本看護協会は「いのち・暮らし・尊厳をまもり支える看護」を看護の将来ビジョンとして表明した。社会環境がいかに変化しようとも人間としての尊厳を維持する普遍的ニーズに応え、人権を尊重することが、看護にはもとめられている。このような社会情勢、医療環境の変化を踏まえ、看護職は保健・医療・福祉の変化に柔軟に対応し、自律した専門職として生涯にわたり自己研鑽とキャリア開発に努めなければならない。
北海道看護協会は継続教育の体系化を図り、道民の健康と福祉の増進に貢献する看護職者のキャリア開発を支援するものである。