10月18日(土)に「外来・病棟・地域をつなぐケアプロセスについて考える」をテーマに看護師職能委員会Ⅰ企画交流会を開催しました。
当日は、会場参加69名、Web参加68名、計137名の参加があり、北海道看護協会高橋会長の開会挨拶を始まりに、基調講演として東京都立広尾病院病院総合診療科部長小坂鎮太郎氏から「外来病棟地域をつなぐケアプロセス~Patient journeyを意識したケア統合を実現する~」と題し講演いただきました。
患者の背景・これまでの人生と患者の意向・これからの人生である患者の旅路(PJ:Patient Journey)を意識し、多職種が連携することでケアの移行を実現することの重要性についてお話がありました。また、参加者は実際に自施設・自部署のケア移行図を描いてみることで、課題や解決策を考える機会を持つことができました。
外来病棟地域をつなぐケアプロセスについて
講演する小坂氏
ケア移行の取り組みと実際について報告する能見氏
ケア移行の取り組みと実際について報告する水木氏
左から水木史恵氏、能見真子紀氏、小坂鎮太郎氏
次いで実践報告では、砂川市立病院 外来師長 能見真紀子氏から「いつも通り」の毎日を在宅で過ごすための患者・家族、多職種での目標共有、ケアの移行、継続看護のプロセスの実践報告があり、さらに外来師長の立場から外来ー病棟の一元化、外来支援ナースの導入等、外来からつなぐ・つなげるケアプロセスについての紹介がありました。
また、KKR札幌医療センター 患者サポートセンター 看護主任 水木史恵氏からは、地域医療支援病院の役割として地域の看護師同士のつながりを促進する看看連携のしくみの発足やがん相談支援センターの設置について、症例をもとに多職種連携、入退院支援看護師・病棟看護師の看護実践の報告がありました。
質疑応答では、会場・Webから多くの質問があり、現場での問題や解決策について3名の講師にそれぞれの立場から経験をもとに回答していただきました。
参加者アンケートには「地域全体を巻き込む具体的な方法のヒントや考え方が得られた」「多職種連携とタスクシフト・シェアの重要性を再確認できた」「Patient journeyについて興味深かった」「ケアの移行にはカンファレンスが重要という自分の考えに自信が持てた」等、多くの意見が寄せられ、明日からの看護実践に向けて学びの多い交流会になりました。
報告:看護師職能委員会Ⅰ委員 相馬幸恵