2024年度 北海道看護協会方針と重点事業
北海道看護協会目的
看護師等の職業倫理の向上並びに看護に関する専門的な教育及び学術の研究に努めるとともに、看護師等の就業促進及び確保を図るための活動を行い、もって道民の健康と福祉の向上に寄与することを目的としております。
2024年度 重点事業
少子超高齢化の進行に伴い、生産年齢人口の減少が加速し、看護を取り巻く状況が大きく変化を続けるなか、先進医療への対応、在宅医療・ケアの推進、新興感染症等の発生及び自然災害の発生への備え等、看護ニーズの増大が見込まれています。
2040年を見据え、看護職の役割発揮に対する社会からの期待に応えるため、「医療」と「生活の質」の両方の視点を合わせ持つ看護職の育成及び確保推進等に取り組みます。
方針1 看護の質向上と役割拡大の推進
重点事業
- 看護職の実践力の向上と自律的な行動を支援する
- 特定行為研修の受講を推進し、指定研修機関の連携および研修修了者の活動を支援する
- 看護職の生涯にわたる専門能力の維持・向上に向けた学習を支援する
- 准看護師の進学を支援する
方針2 全世代型地域包括ケアシステムの推進
重点事業
- 外来看護機能と訪問看護等の在宅領域で活動する看護職の育成・確保を強化する
- 地域における健康と療養を支える看護職の裁量発揮を推進する
- あらゆる領域や場で活躍する看護職のネットワークづくりを推進する
方針3 看護職の確保と定着の推進
重点事業
- あらゆる世代の看護職一人ひとりのキャリアを活かした就業を支援する
- 就業継続が可能な看護職の働き方について普及し、勤務環境の改善を支援する
- 看護師等が多職種と協働し、タスク・シフト/シェアを推進する
- 若者をはじめ広く看護の役割に対する理解を促進する
方針4 新興感染症や災害等への対応に係る看護職の確保
重点事業
- 災害支援ナースの養成及び応援派遣を行う仕組みを構築する
- 新興感染症の発生に備え、看護職の迅速な確保に向けた体制を整備する