2023年度 北海道看護協会方針と重点事業

北海道看護協会目的

看護師等の職業倫理の向上並びに看護に関する専門的な教育及び学術の研究に努めるとともに、看護師等の就業促進及び確保を図るための活動を行い、もって道民の健康と福祉の向上に寄与することを目的としております。

2023年度 重点事業

 本会は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも感染防止対策に取組み、研修や事業を中止することなくすすめてまいりました。看護職が道民の健康的な生活の実現に貢献するため、看護・医療や生活の視点を取り入れながら、令和5年度の事業を進めます。
 北海道の広域性やウィズコロナ時代における研修として、会員のニーズ及び感染対策を考慮し、WEBの活用と看護職間のネットワークの形成を意識し、対面での研修を効果的に組み合わせます。
 また、少子高齢化の急速な進展や働き方・ライフスタイルの多様化など社会環境が変化するなか、どのような健康状態でもその人らしく暮らしていける社会を支えるために、看護人材の確保と共に看護職が生涯にわたって働き続けられる職場づくりを推進します。
 2025年、さらにその先の2040年を見据え、看護職が「医療」と「生活の質」の視点を活かし、道内の全世代型地域包括ケアシステムの推進に向け活躍できるよう重点事業を見直して取り組みます。

方針1 看護の質向上と役割拡大の推進
重点事業
  1. あらゆる分野で活躍する看護職の実践力の向上と自律的な行動を支援するため、ICTの活用と対面による情報の共有等を効果的に組み合わせ、ネットワークづくりを推進する
  2. 特定行為研修の受講を推進し、指定研修機関の連携及び研修修了者の活動を支援する
  3. 看護基礎教育と継続教育の一貫性を図るため、看護基礎教育と看護活動の場の連携を推進する
  4. 准看護師の進学を支援する
方針2 全世代型地域包括ケアシステムの推進
重点事業
  1. 在宅療養を支援するため、外来看護機能の充実と訪問看護等の在宅領域で活動する看護職の育成・確保を推進する
  2. 医療機関と生活の場で活動する看護職が専門性を発揮できるように、看護職間の連携や多職種との協働を推進する
  3. 道民が生涯にわたる健康づくりや様々な健康課題に対応できるように、医療・介護等に関する情報発信を強化する
  4. 地域や施設の垣根を越えた看護職の活躍を推進する
方針3 看護職を続けられる職場環境づくりの推進
重点事業
  1. 看護職一人ひとりのキャリアを活かした就業を支援する
  2. 就業継続が可能な看護職の働き方について普及し、職場環境の改善を支援する
  3. あらゆる世代の看護職の就業を支援し、地域・領域偏在の解消に向け活躍の場を拡大する
  4. 子どもたちが看護に魅力を感じ、看護職への関心を持てる取り組みを推進する