会長挨拶

社団法人北海道看護協会 会長 上田順子

創意工夫し、一歩ずつ、前に進もう!

 平素より協会活動にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。新型コロナウイルス感染症は未だ収束せず、予断を許さない状況が続いていますが、それぞれの立場で感染症に立ち向かい、ワクチン接種の実施等にご尽力いただいている看護職の皆さまに心より感謝申し上げます。日々の皆さまの活躍を通して、人々の生命と健康を守るために最善を尽くす看護職の役割が社会に示されたことで、看護への理解が一層深まっております。

 北海道看護協会では、施設を越えた看護職員の応援派遣や潜在看護職の就業支援、濃厚接触者の方に対する健康フォローアップ、感染管理認定看護師による予防活動、ワクチン接種への協力等に、今年度も引き続き取り組んでまいります。特にワクチン接種については、接種を希望する道民の皆さまが一日でも早く、一人でも多く、安全・安心に接種を終えることができるようワクチン接種業務等を担う看護職員の確保に全力を挙げて参ります。

 さて、第7次北海道医療計画の中間見直しを終えて、「5疾病5事業及び在宅医療」における訪問看護ステーションの役割発揮がますます期待されます。また、令和3年度の介護報酬改定により、感染症や災害への対応力を強化するとともに医療と介護の連携促進、質の評価やデータの活用等、2040年を見据えた医療・介護ニーズに対応する体制整備が求められています。

 そのような中で、医療と生活の両方の視点を持つ看護職が療養中の患者さんやご家族だけでなく、地域で暮らすすべての人々への健康増進・疾病予防・療養支援を実践すること、そして、あらゆる場、あらゆる状況の中で、看護を必要とする人々に対して、いつでも、どこでも、タイムリーに支援することが大切であり、そのための自己研鑽と、医療と介護を切れ目なく繋ぐ看護ネットワークがより一層必要です。

 令和3年度は、新型コロナウイルス感染症対策を継続するとともに、創意工夫し、本会事業を中断することなく進めて参ります。また、2025年、その先の2040年を見据えた社会の動きを捉えて、あらゆる場で活躍する看護職が自律して看護の専門性を発揮し役割を果たせるよう、令和2年度の3つの方針を継続し、11項目の重点事業に取り組みます。

 日本看護協会では、3月に「看護職の倫理綱領」が公表され、第16条として、様々な災害における看護職の行動指針が追加され、看護職のさらなる役割発揮として期待されていることが明文化されました。また、1月に開催されたナーシングナウ・フォーラムにて採択された「Nursing Nowニッポン宣言」には、看護職の活動・実践は持続可能な開発目標(SDGs)の達成に通ずると明記されています。

 北海道看護協会は看護職能団体として、会員をはじめ道内すべての保健師・助産 師・看護師・准看護師の皆さまとともに、道民の皆さまの生命と健康を守るために創意工夫をこらして、一歩ずつ、前に進んで参りたいと存じます。

公益社団法人北海道看護協会
会長  上田 順子