会長挨拶

社団法人北海道看護協会 会長 上田順子

保健師・助産師・看護師・准看護師は、「生活」と「医療」の両方の視点で
看護を提供し、道民の皆さまの健やかな暮らしを支えます!

 保健・医療・介護・福祉を取り巻く環境の変化に伴い、看護職に寄せられる期待はますます大きくなっていると感じています。
 あらゆる世代の人々がどのような健康状態であろうとも住み慣れた地域で自立して暮らすことができるように、医療と生活の質の両方の視点を併せ持つ看護職が、医療と介護をつなぐ役割を果たしていかなければならないと思います。
 平成29年度、北海道看護協会は「全世代型の地域包括ケアシステム構築の推進」、「看護職の働き続けられる環境づくりの推進」、「看護職の役割拡大の推進と将来を担う人材の育成」の3つを方針とし、重点事業を展開していきます。

 主な事業の1つ目は、高齢者だけでなく、乳幼児や子育て世代などあらゆる世代を対象とする地域包括ケアシステムの構築に向けて、各地域の課題や特徴を踏まえて看護職間や多職種との連携を強化するとともに、地域住民の皆さまとの交流会等を実施します。
 2つ目は、看護職の確保、活躍の場の拡大など地域を支援する体制を整えるために、看護師等の届出制度の周知によるナースセンターへの更なる登録促進と再就業支援を強化するとともに求人施設との情報交換に努めるほか、今年度3年目となる「地域応援ナース事業」や「助産師出向支援事業」も活用していきます。
 3つ目は、夜勤・交代制勤務の負担軽減や長時間勤務の是正、暴力防止対策の推進など職場の勤務環境改善に向け、ワークライフバランス推進事業の成果やナースセンターの機能をフルに活かし、北海道医療勤務環境改善支援センターとも連携しながら取り組みを進めます。
 4つ目は、看護職の役割拡大のため、特定行為研修修了看護師が在宅医療を支える役割を果たせるように活動を推進するとともに、助産師ラダーⅢ認証助産師の周産期医療における更なる活躍や保健師の専門性が一層発揮できるよう支援します。また、高校生や子ども達に看護の魅力を伝える活動を推進する等、将来を担う人材の育成に取り組みます。

 北海道看護協会は、今後とも看護職能団体として日本看護協会との連携のもと、保健師・助産師・看護師・准看護師の専門性を高め看護の質向上を図るとともに、生涯を通して働き続けられる環境づくりを推進し、あわせて健康で幸福でありたいと願う道民の皆さまのニーズに応える看護を提供します。そして、地域の視点に立ち、42,000人余の会員一人ひとりの声を大切に事業の充実に努め、道民の皆さまの健康と福祉の向上に寄与して参ります。

公益社団法人北海道看護協会
会長 上田 順子